日本語文法の基礎:学習者がまず押さえる8つのルール
母語話者が意識せずに使っている日本語の文法も、学習者の目で見ると驚きの連続です。動詞は文の最後に来て、小さな助詞が「誰が何をしたか」を示し、同じ文が丁寧さによって形を変えます。一方で、動詞が人称・数・性で変わることはなく、とても規則的です。ブリタニカ百科事典と英語版ウィクショナリーで確かめた8つのルールを、教える人にも学ぶ人にも役立つ形でまとめました。学習者は無料の日本語レベルテストもどうぞ。
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1. 動詞は文末に来る
日本語は一貫した「主語—目的語—動詞」の言語で、修飾語は修飾される語の前に来ます。形容詞や連体修飾節は名詞の前、副詞は動詞の前です(ブリタニカ百科事典)。「太郎がりんごを買う」は、英語や中国語の話者には「太郎 りんご 買う」という順に見えます——彼らの言語では動詞が目的語の前に来るからです。
2. 助詞が「誰が何を」を示す
名詞そのものは形を変えず、後ろにつく助詞が働きを示します(ブリタニカ百科事典)。「が」は動詞の主語を(Wiktionary)、「を」は直接目的語を示します(Wiktionary)。「太郎がりんごを買う」では、「が」が買う人を、「を」が買われるものを示します。語順ではなく助詞が働きを決めるので、「りんごを太郎が買う」でも意味は同じです。
3. 「は」は主題を示す
「は」は文や会話の主題を示します(Wiktionary)。ブリタニカ百科事典の例では、「ジョンは来た」はジョンについて語り、「ジョンが来た」はジョンが来たことを伝えるだけです。「AはBだ」の型はよく使われます。「これは本だ」(ブリタニカ百科事典)。「は」と「が」の使い分けは、学習者にとって難しい点のひとつです。
4. 一致も複数形もない
動詞は主語の人称・数・性に合わせて変わらず、名詞も数や性を示しません。繰り返して複数を表す名詞もあり——「人々」「山々」——文脈でわかるものは省かれます。「書いた」は「私が書いた」「彼が書いた」「彼らが書いた」のどれにもなります(ブリタニカ百科事典)。
| 例文 | ローマ字 | ポイント |
|---|---|---|
| 太郎がりんごを買う | Tarō-ga ringo-o kau | が=主語、を=目的語 |
| 山が高い | Yama-ga taka-i | 形容詞がそのまま述語 |
| 太郎は先生だ | Tarō-wa sensei-da | は=主題、だ=コピュラ |
5. 形容詞は動詞のように活用する
動詞と形容詞は活用し、「である」なしで単独で述語になれます。「山が高い」。名詞や形容動詞にはコピュラ「だ」が必要です。「太郎は先生だ」(ブリタニカ百科事典)。形容詞の後に「だ」をつけて「山が高いだ」とは言わない点に注意しましょう。
6. 丁寧さは動詞の一部
語尾「ます」は聞き手への丁寧さを表します(Wiktionary)。ブリタニカ百科事典は、対等な相手や新聞・書籍で使う普通形「書く」と、丁寧形「書きます」を対比し、さらに話題の人物を高める尊敬語「お書きになる」と、話し手を低める謙譲語「お書きする」を挙げています(ブリタニカ百科事典)。学習者はふつう「ます」形から始めます。
7. 疑問文は「か」で終わる
文末に「か」をつけると疑問文になり(Wiktionary)、語順は変わりません。ブリタニカ百科事典の「お行きになりますか」は丁寧な疑問です(ブリタニカ百科事典)。語順を入れ替える英語やドイツ語の話者には、覚えやすいルールです。
8. 助数詞で数える
数には、数えるものによって変わる助数詞がつきます。「本」はペン、飲み物の瓶、電車のような細長いものを数えます(Wiktionary)。よく使う助数詞は、組み合わせる名詞と一緒に覚えるのがこつです。中国語の量詞と比べるなら中国語文法の基礎を。
8つのルール早見表
| ルール | 例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 動詞は文末 | りんごを買う | 目的語は動詞の前 |
| 助詞 | が=主語 · を=目的語 | 働きを決めるのは位置ではなく助詞 |
| 主題の「は」 | これは本だ | 「は」(主題)と「が」(主語)は別物 |
| 一致がない | 書いた | 主語はよく省かれる |
| 形容詞の活用 | 山が高い | 形容詞の後に「だ」は不要 |
| 丁寧さ | 書く / 書きます | 「ます」形から始める |
| 疑問 | …ますか | 語順は同じ、文末に「か」 |
| 助数詞 | 細長いものは「本」 | 助数詞は名詞と一緒に覚える |
ルールの由来:日本語の文法は1,200年にわたって驚くほど安定しています——日本語の歴史を参照。背景としてなぜ日本語を学ぶのか?とどこで話されているかも。
日本語を学ぶ人に:助詞・助数詞と一緒に単語を
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よくある質問
日本語の語順はどうなっていますか?
主語—目的語—動詞です。動詞は文末に来て、修飾語は修飾される語の前に来ます。
「は」と「が」の違いは何ですか?
「は」は文の主題を、「が」は文法上の主語を示します。「ジョンは来た」はジョンについて語り、「ジョンが来た」はジョンが来たことを伝えるだけです。
日本語の動詞は「私・あなた・彼」で変わりますか?
変わりません。日本語の動詞は主語の人称・数・性と一致せず、時制と丁寧さで形を変えます。
「ます」はどんな働きですか?
動詞の丁寧な語尾です。「書きます」は「書く」の丁寧形で、聞き手への丁寧さを表します。
日本語ではどうやって質問しますか?
文末に「か」をつけます。語順は変わりません。